コロナと向き合うことは、自分の体と向き合うこと
忙しさにかまけてご無沙汰しておりました。
気がつけば年を越して、騒然とした2021年から2022年に。
一度は落ち着いたように見えたコロナ騒動でしたが、
相変わらずコロナウイルスは姿形を変えて居座り、
気がつけば連日最多感染者数を更新しています。
あまりの急激な増加に伴い、医療も行政も半ばパニック状態になっており、
コロコロ変わっていく方針についていけず、医療現場は騒然として、
巷ではいろいろな憶測や情報が溢れかえっていますが、
実際のところ誰も正確な答えを知りません。
テレビやネットばかり見ていると、却って不安をかき立てられて
身動きが取れなくなってしまいそうです。
確かにこう数字が膨れ上がると不安になりますが、
外邪(ウイルスや、寒さ暑さなどの環境変化など)から身を守り、
病に侵されてもそれを治すのは、自分の中にある免疫力、治癒力です。
幸い、感染=命を脅かすというウイルスではなさそうなので、
自分の体をしっかり管理できれば立ち向かうこともできそうです。
まずは、防御力を強固にするために、自分の体と向き合って見ませんか?
東洋医学では、体には「気」「血」「水」が絶えず巡っていて、
それらによって各部署に栄養やエネルギーが送られ、生命活動を行っています。
そしてそれらが滞りなく巡っていれば、体の機能は問題なく動きますが、
その流れが阻害されたりすると不具合が起こり「病」を起こすと考えられています。
流れる川は腐らないけど、流れが止まった淀の水はヘドロが溜まり腐りますよね。
それと一緒です。
また、東洋医学には「未病を治する」という言葉があります。
「未病」というのは、まだ病にはなっていないけれど、
この気血水の流れを阻害して放っておくとやがて「病を引き起こす原因」となるものを
作らないようにしたり、取り除いたりして病にならないうちに治すことです。
この「未病を治する」を生活の中で行うことを「養生」と言います。
何か難しいことをするわけではなく、自分の体調に意識して、
「衣食住」を見直し、体にとって気持ちの良い生活をすることです。
例えば睡眠。
睡眠は「何もしない無駄な時間」ではありません。
体全体のメンテナンスする最も大切な時間です。
食事は体にエネルギーを補給するだけでなく、
体のバランスを作り、五感を刺激して脳を活性化させます。
そしてわたしたちを取り巻く環境は、常に変化していて
冬は冷えるだけでなくとても乾燥します。
冷えは体の巡りを低下させ、乾燥すれば粘膜が傷つき炎症を起こしやすくなります。
そこにウイルスや細菌がくっつけば容易に感染を許してしまいます。
十分な睡眠、バランスの良い食事。
体を冷やさ図、水分補給をしっかり行う。
疲れたら休養をとる。
適度な運動をして、体の巡りを助ける。
気分転換をして、ストレスを発散する。
当たり前のことだけど、大切なことです。
この当たり前のことをちゃんとするだけで、免疫力や治癒力を高めて
コロナウイルスだけでなく、私たちの体を脅かす「外邪」と戦うことができるのです。
今年もそんな「養生」を、皆さんと考えていきたいと思います。
忙しくて、余裕がなくて、と片付けないで、
自分の体と向き合って、一緒に考えていきませんか?
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