マスクと夏の付き合い方
非常事態宣言が解除され、私たちの生活にも日常が戻りつつあります。
しかし、相変わらず感染者は増え続け、
その予防のためにマスクをつけて生活することが新しい日常になろうとしています。
しかし、季節は春から夏に変わり、マスクが辛いと思っている人も多いでしょう。
これからもっと暑さが盛んになりますから、
マスクとの新しい付き合い方をしていかなければならないようです。
マスクとの新しい付き合い方をしていかなければならないようです。
☆マスクをすることとは?
マスクをする効果は主に2つです。
①呼吸や咳やくしゃみによる飛沫飛沫予防。
②外気を遮断して感染予防
しかしウイルスの粒子はとても小さく、マスクの繊維の穴を容易に通過してしまうので、
マスクをすれば完全に防げるというものではありません。
しかしウイルスの多くは飛沫する唾液などに包まれて飛んできます。
そしてそれはマスクの繊維よりも大きいので遮断することができるので、
マスクをすることは十分に予防になると言えるでしょう。
実際に、今年の冬のインフルエンザはマスクをみんながつけたことで、
劇的に感染が減少しました。
劇的に感染が減少しました。
☆マスクの弊害
マスクをすることで、呼吸に負荷がかかりますから、若干息苦しさはあるものですが、
気温の上昇で、マスク内に湿気が溜まりやすくなるので通気性が悪くなり、
これから暑くなると息苦しさも倍増します。
これから暑くなると息苦しさも倍増します。
これに加え、24℃以上の場所でマスクをつけると、
口腔内の温度が上がるというデーターがあるように、
暑さの中でマスクをすると熱がこもりやすくなり、
それは湿気を帯びると倍増してしまいます。
口腔内の温度が上がるというデーターがあるように、
暑さの中でマスクをすると熱がこもりやすくなり、
それは湿気を帯びると倍増してしまいます。
マスクをしているとのぼせたように感じたり、
いつもより暑さを感じるのはこのためです。
いつもより暑さを感じるのはこのためです。
そんな状態でマスクを長くつけていると、
自分が吐いた酸素濃度が低下した空気を吸入し続けることにより、
酸欠にもなりますから、脈拍・呼吸数の増加、頭痛や吐き気、全身脱力、
意識喪失などの症状がでることもあります。
自分が吐いた酸素濃度が低下した空気を吸入し続けることにより、
酸欠にもなりますから、脈拍・呼吸数の増加、頭痛や吐き気、全身脱力、
意識喪失などの症状がでることもあります。
またそこまでなくても、自律神経のバランスが崩れてさまざまな不定愁訴が現れます。
できれば、部屋の換気をするように時々マスクを外して、
マスク内にこもった熱を発散させ、新鮮な空気を吸うことが大切です。
とは言え、人混みや乗り物の中、換気の悪いビルや地下など、
マスクを容易に外すことができない場所が多く、
なかなかそれをすることができない場合どうしたらいいでしょう。
マスクを容易に外すことができない場所が多く、
なかなかそれをすることができない場合どうしたらいいでしょう。
頭や顔に熱がこもると、とても暑さを感じるので、まず頭を冷やすことが大切です。
頭のてっぺんには百会というツボがあり、そこに保冷剤や冷たいペットボトルや缶などで
冷やしてあげると涼しくなります。
最近、下痢や軟便の患者さんが多くて、それを物語っていますが、冷飲物は厳禁です。
この時期は湿気が多いですから、
冷飲物を摂ってしまうと前回お話したように
「湿」と「寒」が合わさりおなかの機能を著しく低下させてしまいます。
冷飲物を摂ってしまうと前回お話したように
「湿」と「寒」が合わさりおなかの機能を著しく低下させてしまいます。
おなかは全身に気血を巡らせるので、低下すると頭にのぼった熱を下げることができず、
却ってのぼせを悪化させてしまいます。
また、暑いからといって下半身を冷やすのも逆効果。
顔が熱いと思った時は、おなかの中脘や関元や、足首より下を温めてあげると
熱が下がり収まります。
☆呼吸方法と水分補給に注意
マスクを付けると、普段、鼻呼吸の人は口呼吸になりますから、
口内に熱がこもったり低酸素状態になりやすいことが懸念されます。
なるべく鼻で呼吸することを意識しましょう。
また、マスクの中に湿気が溜まることで、のどの渇きを感じない人も多いですが、
気温の上昇で、発汗したり、皮膚呼吸により水分はいつもよりも発散していますから、
知らず知らずのうちに水分不足になりがちです。
熱中症で1番怖いのは脱水症状を起こすことです。
のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分補給をすることが大切です。
特に子どもや高齢者は注意が必要です。
暑さを強く感じる時は、水分の他に塩分もいっしょに取ることも忘れずに。
でも、常時塩分を加えるのは、塩分量が増えてしまい他の弊害が起こるので、
取りすぎないように気をつけましょう。
☆自律神経の乱れは睡眠から
マスクのことがなくても、寒暖の差や、湿気などで自律神経が乱れる時。
自律神経を安定させるために1番大事なことは、質の良い睡眠をしっかり取ることです。
質の良い睡眠というのは、正しい時間に取る睡眠です。
深夜0:00~2:00を含む時間帯は、陰中の陰と呼ばれ、
最も効率よく身体のメンテナンスが為されます。
一方、太陽が昇る昼間は陽の時間となり、活動時間になりますから、
朝と夜が逆転したような時間帯の睡眠は、正しい時間帯の半分の質にしかなりません。
自律神経の乱れは免疫力低下にもつながりますから、質の良い睡眠を心がけましょう。
☆心の安定と健康には、呼吸が大切
マスクをしているとどうしても呼吸が浅くなりますから、
毎朝、起きたら窓を開けて3回大きく深呼吸をしてみましょう。
吸う時は鼻から、吐く時は口からゆっくり深く呼吸してみてください。
肺には常に空気が20%ほど残ってていて、通常80%で呼吸しています。
肺に残る古い空気を吐き出し、新鮮な空気を肺に入れてあげて。
出たての太陽の光を浴びた空気は、とてもよい気がたくさんはいっていますから、
身体の中が浄化されて、元気がでてきますよ。
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