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春のイライラと自律神経

桜が咲いて、春らしくなったと思ったら、花冷え。 ここのところ寒暖の差が特にひどくて体が翻弄されます。 ダウンの人がいたかと思えば、その隣を半袖の人が通り過ぎて行く。 本当に何を着たらいいの変わらなくなります。 それでも季節は春だから、なんとなく春の装いになりたい気分ですが、 周りの人に合わせて服装を決めてしまうと、暑くて汗だくになったり、 逆に寒くて震えてしまうことになります。 ここは自分の体に聞いてみて、気持ちのいい服装を着てくださいね。 さて、新年度が始まり、みなさんバタバタ忙しいことでしょう。 春になってウキウキするけれど、同時にイライラしたり、 逆に何かの拍子にガタッと気分が落ち込んだりすることありませんか? 春は感情ととても関係の深い「肝」という機能が隆起するので、 感情の振り幅も大きくなりがちです。 春になると身体が活動期にシフトチェンジすることは前回お話ししました。 「肝」はエネルギーを「血」に載せて身体中にそれを分配します。 この時期はどの機関もエネルギーをたくさん必要とするので、 「肝」はフル活動して「血」を巡らせなければなりません。 すると、血を循環させる「心」(文字通り心臓の機能)もフル活動を余儀なくされるため、 心拍数をあげなければなりませんから自然と身体全体が興奮状態になります。 とは言え、どの器官にも常時フル活動で「血」を運搬するわけにはいきません。 各器官が必要とするときに必要な量を「肝」に知らせて、 細かく調節するのが自律神経=ホルモンです。 しかし、寒暖の差が激しかったり、ストレスによって緊張の度合いが高くなったりと、 激しい変動が起こると自律神経はその対応に追いつかなくなってしまいます。 自律神経の指令に不具合が起こると、身体はもちろん、 精神状態もそれに伴い不安定になるので、過剰な興奮状態になり、 イライラして眠れなくなったり、逆に自律神経がサーバーダウンして、 倦怠感がひどくなり、いつも眠くて起きれないなどの症状が反復して、 本当に疲れてしまいます。 こんなときどうしたらいいでしょう? まず、パニック状態になっている自律神経を落ち着かせなければなりません。 横になれるなら横になり、足を少し上に上がるようにします。 そしてホットタオルを目に当てて深呼吸しま...