免疫力を高めて乗り越えよう。
春の風とともに東京では最速で桜が開花宣言され、なんとなく心もウキウキします。 桜の花や菜の花が咲き、街も華やいできました。 それなのに相変わらずコロナウイルス騒ぎで、私たちの生活も戦々恐々です。 どんな病気でどんな治療をすれば治るのか、罹らないためにはどうしたらいいのか。 わからないことだらけで不安だけが増します。 これは私たちの身の回りだけでなく世界全体に起こっていて、 報道などでも言っているように、持病を持つ人や高齢者は重症化しやすいことから、 高齢者の方は特に恐怖を感じて家の中に籠もる方も多いと思います。 先の見えない恐怖に息が詰まりそうですが、私たちが今、確実にすべきことは コロナウイルスに限らず感染症を防ぐためにはまず、手洗いうがいを徹底すること。 そして万が一ウイルスが身体に侵入しても、それに打ち勝つ免疫力を持つことです。 手洗いうがいの徹底により、今年のインフルエンザの罹患率は去年の10分の1になったそうで、 ウイルス感染を予防する上で、とても重要なことだということがわかっています。 空気感染を防ぐには、使い捨ての医療マスクが必要でしたが、飛沫感染の予防と、喉の乾燥を防ぐためには、 布マスクでも十分予防できます。 最近は手作りマスクがとても可愛いですね。 しかし、家に籠もりっぱなしでは、却って免疫力を低下させてしまいます。 ☆ 東洋医学で老化するということは 東洋医学では「冬に老化が進む」と言われています。 前回お話ししたように、冬は「腎」が動く季節であり、 「腎」は骨や髪、そして生体エネルギーを司っているとお話ししました。 骨はある程度の負荷や振動がかからないと成長しません。 冬は寒さのためあまり動かないので骨が弱り気味。 更に筋肉の活動がないと、血液の循環が滞り骨は栄養されません。 骨が弱くなれば、それを司っている「腎」にも余分な負担がかかりますから 冬の終わりは、身体も少し弱っています。 しかし春の訪れとともに、陽射しと南風が戻ってきて暖かくなります。 特に陽の光は「陽気」と言うプラスの暖かいエネルギーに満ち これを浴びて身体に取り入れることで身体は「活動期」に切り替わり、 身体を動かすことにより気血が...