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夏と太陽の付き合い方

近所では夏休みの子供たちの楽しそうな声が聞こえてきますが、 8月に入ってからすっかり夏模様の日本列島。 連日猛暑日で息切れしそうな暑さです。 予報では40℃になる地区もあるようで本当に驚きます。 日中の日差しは強く、殴られたような衝撃すら感じる時があります。 無防備に外に出ていると、過剰に頭が熱されて頭痛を引き起こしたりします。 水分を十分に摂るとともに、日傘や帽子で頭が必要以上に熱されないようにすることが大切です。 頭には全身の調節を行うツボがたくさあり、特にてっぺんの「百会」と言うツボは、シャワーのように全身に気を流す働きがあるので、そこを過剰に熱してしまうと、全身に熱を送ってしまいますから、直接日差しに当たらないようにしましょう。 逆に言えば、ここに保冷剤などを当てて冷やしてあげると、身体も冷えますから、 熱がこもっているときは「百会」を冷やしてあげると、身体にこもった熱を和らげることができます。 また、この時期は紫外線がとても強く、長時間浴びていると、日焼けとともに体力を消耗してしまいます。 紫外線は皮膚のコラーゲンを破壊し、シミやシワの原因になったり、老化を促進します。 また、白内障を起こす原因になるとも言われています。 東洋医学的にも紫外線で肌を焼きすぎると、体内の水分を過剰に消耗するので、体内の水循環を担っている「腎」が大きく傷つきます。 「腎」というところは、成長や老化をコントロールする「生命エネルギー」を司るところでもありますから、ここが傷つくと大切な「生命エネルギー」を浪費して老化に拍車をかけてしまいます。 この「生命エネルギー」は、生まれながらに持っているもので、後から増やすことはできません。 ですから、これを浪費すると言うことは老化に拍車と言うより、命を削ると言うことと等しいのです。 これは大人だけでなく、子供たちも同じこと。 特にサッカーや野球などで長時間野外で練習をするお子さんは、紫外線をたっぷり浴びすぎると体調を大きく崩すことがあります。特に成長期のお子さんは、成長に使われるはずの「生命エネルギー」を、浪費してしまうので、さまざまな不調を引き起こしたりします。 日焼けはわんぱくの象徴と軽んじず、日焼け止め対策をして、練習の合間や終わった後に消耗した分の水分を補給し、十分な休息が必要です。