再開のおしらせとインフルエンザ

大寒波の襲来で、さながら雪国の様な東京です。
昼間は暖かかったので溶けた雪も、夕方からはまた冷え込み凍結しています。
お出かけの方は足元に気をつけてくださいね。
そして何よりも身体を冷やさないように心がけましょう。

さてさて、ずっとお休みしていた「もくもくさんのつぶやき」ですが、
ようやく再開の目処がたちました。
またいろいろ呟いていこうと思いますので、よろしくお願いします。

今年は新年早々体調を崩した方が多いですね。寒暖の差や乾湿の差が大きいからでしょうか。
最近の気象異常などで、私たちの環境は年々地球規模で厳しさを増し、
それに順応していくためには、自分の身体と向き合うことが大切です。

「じゃあ、それはどうしたらいいの?」
そんなことを考えるきっかけなどを、一緒に考えられたらいいなと思います。

そんなわけで、まずは、ただ今流行中のインフルエンザについて。
ただ今うちの治療院も、インフルエンザの患者さんが急増で、さながら野戦病院のよう(笑)

インフルエンザなどの感染症は、ご存知のようにウイルスが体内に侵入したことにより起こります。体内に侵入するとウイルスは活性化して付着した場所に炎症を起こし、様々な急性症状を引き起こします。
喉痛から高熱や節々の痛み、頭痛など急性で激しい症状がでやすいですが、
身体の浅いところで発症するので、症状を止めようとするより、身体の奥に侵入する前に、
ウイルスを早急に身体の外に追い出さないといけません。

例えば、もしお子さんが急に発熱したり、頭痛が起きた時、
大敦というツボを爪で1秒強く押してパッと放します。
それで発汗すれば、その汗とともにぐっと身体がウイルスを排出するように動き始めます。

1時間で発汗しない時は、1時間おきに3回までやってもいいです。
でも、もし3回やって発汗せず、熱も下がらなければ、受診してください。

大敦ー足の親指の爪の外側の付け根角の際で、くぼみのあるところです。

悪寒があるのなら、ペットボトル湯たんぽ(ペットボトルにお湯を入れたもの)の底を
大椎というツボに当てて温め、発汗するか、発赤すればOKです。

大椎ー俯いた時に首の後ろの付け根にあるボコッとした首の骨とその下の骨の間のくぼみ

そしてお水をこまめに飲むこと。
お水は熱により失った身体の中の水分を補い、
また最近では、喉に付着したウイルスを胃に洗い流すことで、
胃液でウイルスを死滅させ、排出することができると言われています。

お茶やジュースは、利尿作用が強くなったり、胃に負担をかけるので
却って脱水症状を助長してしまうので、必ず飲むのはお水です。
熱が高い時は、OS1を飲ませてください。ポカリスエットなどのイオン飲料を飲ませるのもいいですが、
その場合は市販品をお湯で2倍に薄めて与えること。
市販品は味が濃すぎて、せっかく摂った水分やイオンが吸収しにくくなります。

熱が出たからといって解熱鎮痛剤などを使うのは、
身体に大きな負担をかけてしまうのでお勧めできません。
ウイルスには寿命があり、活性化しても一定期間過ぎれば死滅して病状は収まります。
その経過で、なるべく身体を消耗させずに病状を収めるには、
うまく病気を経過させて早く終わらせることが秘訣です。最後に下痢するのもいいことですから、止めずに出してくださいね!

時に薬を飲むことも必要ですが、
西洋医学も私たち東洋医学も、本来、病を治すための力を支えるもので、
病に打ち勝つには、誰かに依存するのではなく、自分の力で治すのが基本です。

私たちはその「自然治癒力」を最大限に発揮できるようにお手伝いさせていただくだけです。

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