寒い日にはりんごで〜冬の養生法②
本当になんだ?この陽気。
寒くなって冬が来たって思ったら、思わずコートを脱いでしまうような暖かさ。
そうしたら今日はまた芯から冷えるような冷たい雨で、体調を崩す人たちが急増。
インフルエンザはまだそんなに聞きませんが、喉咳の風邪と、下痢嘔吐が流行っている模様。
体調不良はウィルスや外邪の侵入を容易に許してしまうので、
急激な変化へのこまめな対応が不可欠ですね。
たとえ暖かくても、陽射しも風も冬の「陰気(冷たいエネルギー)」が含まれていますから、
外気を肌に直接当てないようにしましょう。
それから腰回りも気をつけてくださいね。腰まわりは「腎」のある場所で、
この冬の陰気が入りやすい場所ですから、腹巻きやぴったりした肌着などで防御を。
腰はその漢字そのまま、「身体の要」です。
冷やしてしまうと、腰痛の元になるだけでなく、体全体の不具合を引き起こします。
特に生理中の方は入りやすく、翻弄されますから気をつけて。
冬が旬のりんご🍎は「医者いらず」と言われるほど身体にいい果物。
この時期の身体の不安を和らげてくれる優れものです。
身体の無駄な熱をとります。特に肺の熱を取り除いて、潤わせてくれるので、
この時期の咳風邪によく効きます。
また、胃腸に溜まった湿(使えない水分)を取り除き、胃腸の働きを高めるので、
下痢嘔吐風邪や忘年会などの暴飲暴食で荒れた胃腸を整え消化不良を改善してくれます。
ですから二日酔いにも効果があるそうです。
そして、なんと高血圧を抑える効果も。
冬は外と室内とでは気温差が激しく、寒さのために血圧が高くなりやすいもの。
りんごがそれを抑えてくれるなら本当に嬉しいですよね。
生で食べるとビタミンをとりやすいですが、性質が涼なのでお腹を冷やしてしまいます。
でもりんごは、ビタミンC以外にもペクチンやカリウム、ポリフェノールが豊富です。
ですから加熱しても、身体に良い栄養素がいっぱい。
オススメの食べ方は①りんごのウォーターソテーです。
りんご1こ
水大さじ2~3杯
りんごの皮を皮をむき芯を取り5ミリくらいの薄さにスライスする。
フライパンに並べて、その上から水をかけて蓋をして、弱めの中火で5~6分加熱する。
途中、水分が足りなければ少しずつ足してください。
甘みを加えなくても、りんご本来の甘みが増してとても美味しいスウィーツになります。
素朴でホッとする味。でもお好みで蜂蜜やメープルシロップをかけても美味しいし、
シナモンをかければ体が温まります。
剥いた皮と芯は水で煮出してアップルティーに。
りんご1個の芯と皮(よく洗ってください)をカップ2杯くらいの水を鍋に入れ火にかけます。
5~10分煮出して香りを移します。
濃い香りが欲しい方は、実の部分も少し加えると風味が増します。
皮と芯を取り出して、さらに火にかけを加え煮立てます。
ティーパックが便利かな。
実を入れた場合はそのまま残して飲む時に一緒に食べると美味しいです。
紅茶はクセのないセイロンやデンブラーがオススメですが、
アールグレイを濃いめに入れても美味しいです。
また生姜は昔から咳止めに使ったり身体を温める食材として有名です。
また、食欲不振にもよく効く食材ですから、
風邪気味の時はりんごと一緒にひとかけ入れて煮立てると更に効果的です。
甘みの欲しい時は白砂糖は身体を冷やすのでNG。
脾(胃腸の消化機能、栄養吸収に関わる働き)を補い、血を巡らせる働きのある
黒糖がおススメ。疲れやすく冷えを感じる方は特におすすめの甘みです。
蜂蜜は肺を潤し咳を止めます。胃腸にも有効です。
一年で一番夜の長い時期です。夜、ちょっと一服してはいかがでしょうか。
風邪予防や養生はもちろん、昼間の気忙しいさを鎮めて、身体が温まるので、
夜ぐっすり寝られると思いますよ。
あ、カフェインが効きすぎる方は、紅茶を入れず、
りんごを煮立てた湯に甘みを少し加えたりんご茶(韓国ではそう呼ぶ)にすれば大丈夫です。
りんごを煮立てた湯に甘みを少し加えたりんご茶(韓国ではそう呼ぶ)にすれば大丈夫です。
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